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昨今の植物ブームを牽引している多肉植物「アガベ」。特に「チタノタ」が圧倒的人気を誇っており、アガベのメッカであるアメリカや台湾から常に新しいカタチのチタノタが輸入され、価格もまだまだ上昇する傾向にあるようです(2022年1月時点)。形のかっこいいアガベをインテリアという観点から愛でる人にとってはさして問題ではないのですが、観葉植物の醍醐味である育てる楽しみを見出したい人にとってアガベはあまり向いているとはいえず、もっとも植物が動くとされる夏〜秋にかけて、水をガンガンにあげて屋外の自然光にあて続けたとしても、2、3枚葉が展開すれば良い方。
季節に応じて表情を変えてくれる植物に慣れている人にとっては少々物足りなく感じるかもしれません。
そんな方に、アガベの入り口としてオススメしたい品種が「王妃雷神」。こんなに流行るはるか昔から流通されている定番の園芸品種です。
丈夫で成長が著しい王妃雷神
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2021年に5月に購入。だいたい3000円くらいでした(チタノタと比べたらかなり安価)。
チタノタと比較すると随分とおとなしく、多肉植物らしい優しいフォルムの王妃雷神。雷神という品種もあり、王妃雷神に比べるとサイズも鋸歯も大きいです。
この王妃雷神は真ん中に白い斑(ふ)が入るタイプ。斑の入り方が違ったり、斑の色が違うものもラインナップされています。
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およそ5ヵ月経った状態がこちら。購入時とは葉の密度感が全然違って見えますね。
葉の展開枚数が多少多いのもありますが、一枚一枚が肉厚でボリュームが出るから余計に変化が顕著に見えるのかもしれません。
ちなみに、葉の間に子株を付けていたのを取り外しているので、少々ボリュームが減っています。
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これが王妃雷神の子株を取って植えて成長した姿。おそらく4枚ほど展開してすっかりアガベらしい姿を形成してくれました。
かなり成長過程がわかりやすいので、もし王妃雷神の子株が付いたら積極的に植えていくことをオススメします。
水のやりすぎには注意?
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![](https://tatslog.com/wp-content/uploads/2022/01/AI_1715-1024x683.jpg)
両方とも葉に傷が出来ています。これは肉割れといい、王妃雷神のような肉厚なアガベにはよくある現象。原因はおそらく水やりに頻度が多くて、溜め込みきれずに表面が割れてきてしまいます。
ただ、子株への水やりの頻度を落とすことはその後の成長に関わってきます。
葉が割れても成長を優先し、ある程度大きくなったら水やりの管理をして形を整えていくのがオススメです。
古い葉っぱは新しい葉っぱの展開でどんどん見えなくなるので、あっというまにキレイな王妃雷神になってくれることでしょう。