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人気の多肉・塊根植物には「夏型」と「冬型」というものがありまして。
それは字のごとく、「夏型」は我々にも馴染みのある夏に元気な植物。「冬型」はその反対となり涼しくなってからようやく本気を出してくるので、夏場の状態を見るとかなり不安に駆られます(トップ画像がまさにそれ)。
一般的に植物関連の趣味は冬場に休止することになると思うんですけど、冬型の多肉・塊根植物を所有していれば、年中植物趣味を楽しむことができるというわけです。
今となっては室内で育成が楽しむことができる機材も増えているので、もはや植物趣味に季節なんて関係ないまであるのかもしれませんが、それでも植物が微弱な季節感を感じ取ってくれて、然るべき時期に最良のパフォーマンスを発揮してくれます。
また冬型のものは夏型のものに比べてより特殊で個性的な姿をしている傾向にあるので、個性的な植物がささる人にはオススメかもしれませんね。
冬型コーデックスの代表格「アフリカ亀甲竜」の魅力
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表面に浮かぶひび割れが成長とともに大きくなっていき、亀の甲羅のような形状になる「アフリカ亀甲竜」という冬型コーデックス。
写真は発展途上な小芋状態なのでいまいちイメージしづらいですが、成長すると…。
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こんな個性的な姿へと変貌します。ここまでなると「亀甲竜」という名前にも頷けますね。
形にも個体差があるので、自分の中で魅力的に思えた個体に出会ったときの高揚感も楽しめます。カジュマルとかもそう。
ただし、この姿にするまで気長に待つ必要があります。それこそ年単位?
そんなに待てないという人は、ある程度育った個体を買いましょう。
大体実生2年くらいのもので2000〜5000円。実生約5〜10年のディテールがしっかりしたもので10000円〜と言った具合(2021年12月時点)。
実は葉っぱが可愛いアフリカ亀甲竜
個性的なひび割れに注目されがちですけど、出てくる葉っぱも良いんです。
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あの厳ついヒビ割れとは裏腹なハート型の葉っぱを展開。しかもツルを伸ばすので、仕立てることも可能。
冬型コーデックスって、よくも悪くも冬らしい(?)少し奇っ怪な姿とそれに応じた形の葉っぱを出したりするんですけど、アフリカ亀甲竜はどちらかといえば夏型を思わせる正統派な葉っぱを出してくれるので、冬を迎えて地味めな植物エリアを華やかに飾ってくれます。
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針金で輪っかを作って弦を這わせてみました。上手く行けばリース・ツリーみたいになってくれるかも?
ちなみに芋は地面に埋めてます。地面に植えると芋のサイズアップが期待できるとのことで実験中。
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近々に買い足したアフリカ亀甲竜。まだあまりツルをのばしていませんが、このまま葉を群生してアフロみたいになってくれてもいいなと思っています。
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おまんじゅうみたいな丸いタイプではない歪な形状に逆に惹かれて購入。これが育ったときにどうなるのか、今から楽しみです。
アフリカ亀甲竜は、比較的成長が遅めの多肉・塊根植物の中でもさらに遅い部類に入るので、価格を抑えつつ実生を育てたい人は限りなく早めに購入することをオススメします。
ちなみに「メキシコ亀甲竜」というのもありますが、こちらは“夏型”になるので充分ご注意を。