これから始めるデジタルカメラ〜富士フイルム編〜

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デジタルカメラを始めたくていろいろ調べてるけど、決め手にかけて一歩踏み出せない人の背中を押せる内容をお届けしていきましょう。

今回は、今となっては化粧品でおなじみの富士フイルムのカメラについて紹介していきます。

富士フイルム製カメラの特徴

1.本格派APS-Cカメラシリーズ

かつてはデジカメシーンのメインを張っていたAPS-Cサイズのセンサー機も数を減らし、キヤノン、ニコンのプロ向け一眼レフはディスコンへ。これからの時代を担うミラーレス機での展開が不透明な中で、富士フイルムはミラーレス黎明期からAPS-C機をメインとして手掛け、今もなお継続中。機種やレンズのラインナップをひと通り取り揃えられているので、システムを組みたい人は大いに組めるし、APS-Cセンサー機を所望している人は注目しておきましょう。

フルサイズ至上主義な界隈ですが、APS-Cセンサーが映し出す絵は充分すぎるほど高画質ですし、価格も多少抑えられているので、比較的システムが組みやすいのも魅力です。

2.国産メーカー唯一のフルサイズ以上のカメラシステムを展開

フルサイズを超える、44✕33mmセンサーを搭載するデジタル判中判カメラシリーズを展開している国産メーカーでもおなじみ。かつては本体だけで100万超えは当たり前のデジタル中判を100万円を切る値段で展開するなど、その敷居を下げることに貢献しているほか、性能は従来のデジタル中判と変わらない超高画質な絵作りを実現。フルサイズよりも明らかに表現豊かな描写には、センサーサイズの優位性を肯定せざるを得ません。

3.メリハリの効いた画作り

富士フイルムの絵作りはフィルムメーカー由来の独特なものになっているため、根強いファンが多いのも特徴。ピクチャーモードの種類にもよりますが、基本的にはコントラスト高めのメリハリの効いた目を引く仕上がり。また、いたずらにシャープというわけではなく、ナチュラル寄りな描写と言った印象です。この画作りはコンデジ〜中判まで共通しています。

4.高級コンデジ、レンジファインダーライクなどカメラバリエーションが豊富

スマートフォン搭載カメラの台頭で激減したコンパクトデジタルカメラを今も精力的にリリースしている数少ないメーカーの一つ。X100シリーズは35mm単焦点固定レンズ機と素通しファインダーという尖った仕様で成功を果たし、人気高級コンデジとして今は5代目が展開中。

そのほかにも、レンズ交換式でX-proシリーズという、プロ向け思えて実はそうじゃない、見た目だけレンジファインダースタイルの素通しファインダー搭載機という趣味性の高い機種を最上位に位置づけるなど、ほかのメーカーにはないラインナップも魅力。ライカのカメラに近い付加価値があり、根強いファンを獲得することに成功しています。

富士フイルム製カメラ、オススメ用途

カメラ趣味をとことん楽しむための機材として

コンデジ〜中判まで揃えているメーカーは、国産メーカーでは富士フイルムだけ。趣味性や個性的なカメラも多いため、選び方次第でいろんな写真の楽しみ方を体感することができます。

富士フイルム製カメラを積極的にオススメできない人

プロカメラマンを目指している人

理由はOMDSカメラ紹介時とほぼ同じ理由。センサーはフルサイズがいいですし、富士フイルムのカメラがかつてよりもかなり進化したとはいえ、AF性能や防塵防滴など機械的な部分ではまだ遅れている印象で、正確で不備の無い性能を求められるプロシーンではまだ少し難しいです。

クラシックスタイルやレンジファインダースタイルといった個性的な形も、プロシーンではあまり適しません。その分、日常生活では以上に映えるデザインなので、積極的に持ち出して富士フイルムのカメラとともに写真趣味に没頭してみてはどうですか?

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