カメラ

【継続使用レビュー】Amazonベーシック製カメラバッグのコスパは想像以上!

Amazonベーシックの商品を購入・使用したことがありますか?

そもそも「Amazonベーシック」とは? というところですが、通販サイトamazonで販売されているamazonプライベートブランド商品のことで、従来品よりもかなりお求めやすい価格帯になっているのが特徴。

ものによってはそれが不安になるくらいの価格差だったりするので、安かろう悪かろうと判断して避ける人も少なくないと思います。

今回紹介するカメラバッグは、容量が22Lのリュックタイプで4000円程度という破格の安さ。これが有名カメラバッグブランドのものであれば5万円ほどだったり、安いものでも1万円は軽く超えてきます。

にも関わらず、実際に使っているプロカメラマンからの評判も上々。この価格帯のものとは思えないほどの使い心地のカメラバッグに仕上がっていました。

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【無くなる前に】一眼レフ最強単玉「Otus」シリーズを手に入れよう

Nikonの一眼レフ Dfに取り付けられた馬鹿げたサイズのレンズを覚えていますか?

これは、レンズメーカー・コシナがカールツァイスブランドでリリースしている単焦点レンズ「Otus」(オータス)シリーズの標準レンズ55mmf1.4です。

光学に全振りされたサイズ感とそれに伴う価格帯に「こんなレンズは自分には縁遠い」と思いつつ、ちょっとしたきっかけで買ってしまい、あっという間に自分といっての伝家の宝刀とも言えるレンズとなりました。

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これから始めるデジタルカメラ〜富士フイルム編〜

デジタルカメラを始めたくていろいろ調べてるけど、決め手にかけて一歩踏み出せない人の背中を押せる内容をお届けしていきましょう。

今回は、今となっては化粧品でおなじみの富士フイルムのカメラについて紹介していきます。

富士フイルム製カメラの特徴

1.本格派APS-Cカメラシリーズ

かつてはデジカメシーンのメインを張っていたAPS-Cサイズのセンサー機も数を減らし、キヤノン、ニコンのプロ向け一眼レフはディスコンへ。これからの時代を担うミラーレス機での展開が不透明な中で、富士フイルムはミラーレス黎明期からAPS-C機をメインとして手掛け、今もなお継続中。機種やレンズのラインナップをひと通り取り揃えられているので、システムを組みたい人は大いに組めるし、APS-Cセンサー機を所望している人は注目しておきましょう。

フルサイズ至上主義な界隈ですが、APS-Cセンサーが映し出す絵は充分すぎるほど高画質ですし、価格も多少抑えられているので、比較的システムが組みやすいのも魅力です。

2.国産メーカー唯一のフルサイズ以上のカメラシステムを展開

フルサイズを超える、44✕33mmセンサーを搭載するデジタル判中判カメラシリーズを展開している国産メーカーでもおなじみ。かつては本体だけで100万超えは当たり前のデジタル中判を100万円を切る値段で展開するなど、その敷居を下げることに貢献しているほか、性能は従来のデジタル中判と変わらない超高画質な絵作りを実現。フルサイズよりも明らかに表現豊かな描写には、センサーサイズの優位性を肯定せざるを得ません。

3.メリハリの効いた画作り

富士フイルムの絵作りはフィルムメーカー由来の独特なものになっているため、根強いファンが多いのも特徴。ピクチャーモードの種類にもよりますが、基本的にはコントラスト高めのメリハリの効いた目を引く仕上がり。また、いたずらにシャープというわけではなく、ナチュラル寄りな描写と言った印象です。この画作りはコンデジ〜中判まで共通しています。

4.高級コンデジ、レンジファインダーライクなどカメラバリエーションが豊富

スマートフォン搭載カメラの台頭で激減したコンパクトデジタルカメラを今も精力的にリリースしている数少ないメーカーの一つ。X100シリーズは35mm単焦点固定レンズ機と素通しファインダーという尖った仕様で成功を果たし、人気高級コンデジとして今は5代目が展開中。

そのほかにも、レンズ交換式でX-proシリーズという、プロ向け思えて実はそうじゃない、見た目だけレンジファインダースタイルの素通しファインダー搭載機という趣味性の高い機種を最上位に位置づけるなど、ほかのメーカーにはないラインナップも魅力。ライカのカメラに近い付加価値があり、根強いファンを獲得することに成功しています。

富士フイルム製カメラ、オススメ用途

カメラ趣味をとことん楽しむための機材として

コンデジ〜中判まで揃えているメーカーは、国産メーカーでは富士フイルムだけ。趣味性や個性的なカメラも多いため、選び方次第でいろんな写真の楽しみ方を体感することができます。

富士フイルム製カメラを積極的にオススメできない人

プロカメラマンを目指している人

理由はOMDSカメラ紹介時とほぼ同じ理由。センサーはフルサイズがいいですし、富士フイルムのカメラがかつてよりもかなり進化したとはいえ、AF性能や防塵防滴など機械的な部分ではまだ遅れている印象で、正確で不備の無い性能を求められるプロシーンではまだ少し難しいです。

クラシックスタイルやレンジファインダースタイルといった個性的な形も、プロシーンではあまり適しません。その分、日常生活では以上に映えるデザインなので、積極的に持ち出して富士フイルムのカメラとともに写真趣味に没頭してみてはどうですか?

これから始めるデジタルカメラ〜オリンパス編〜

デジタルカメラを始めたくていろいろ調べてるけど、決め手にかけて一歩踏み出せない人の背中を押せる内容をお届けしていきましょう。

今回は、オリンパスでおなじみ現「OMデジタルソリューション」(以下OMDS)のカメラについて紹介していきます。

OMDS製カメラの特徴

1.センサーが小さい。

OMDSのカメラは一部コンデジを除き、ほぼすべてのカメラが「マイクロフォーサーズ」という規格で統一されていて、センサーサイズはフルサイズセンサーのおよそ1/4と小さいです。ただし、1/4というセンサーサイズは決して小さすぎるということはなく、一定基準以上の画質は保証されていて、ウェブはもちろん紙媒体掲載写真にも問題なく対応可能。
実用面でのデメリットを上げるとするなら、高感度にあまり強くないこと。現在のOMDSカメラでもISO1600でギリギリ許容範囲といったところです。ISO感度の挙げすぎには充分気をつけましょう。

2.システムが小さい

センサーサイズが小さいことによる恩恵。同グレードのフルサイズセンサー搭載機と比べてふた回りほどのボリューム差があり、大三元レンズ3本にボディ2台というプロじみたシステムを組んだとしても、標準のカメラバッグ一つで済んでしまったりします。
フルサイズミラーレス機の場合、ボディは小さくてもレンズが大きいままで、バランスが悪い姿になったりします。その点でマイクロフォーサーズは、レンズもコンパクトにまとまっていてバランスが非常に良く扱いやすいです。

3.レンズ性能とラインナップが豊富

パナソニックもマイクロフォーサーズカメラを展開していますが、メインに据えているOMDSのほうがレンズ資産は豊富です。Zuikoブランドはフィルム時代から定評があり、デジタル時代も健在。描写力は極めてよく、開放値からシャープに映ってくれます。センサーサイズが小さいことによってボケ味が強い写真が撮りづらいのをF値の低いレンズでカバー。明るい大口径レンズでも比較的小さくまとまっています。

4.堅強なカメラ仕様

他メーカーにおいての防塵防滴性能は、安心保証みたいな位置づけですが、OMDSの防塵防滴性能は業界随一。フラッグシップ機にシャワーをあてるパフォーマンスは界隈で話題になりました。いつどんなときでも使えることが重要なカメラにおいて、日和る心配がないことは非常に重要だと思います。

5.安い

センサーサイズの大きさはそのまま価格に直結します。センサー自体の値段もそうですが、その規格に合わせたレンズを作ろうとすると自ずとコストがかかってきます。

フルサイズセンサーミラーレス機でカメラを始めようとした場合、最もグレードを低くしたとしてもレンズキットで16万円強。最低限のアクセサリーや記録媒体を含めるとおよそ20万円といったところです。

対してマイクロフォーサーズは、最もグレードが低いと10万円以下でも買えて、20万円の予算があれば最高峰機種のレンズキットが買えてしまいます。

OMDS製カメラ、オススメ用途

1.旅行用カメラとして

システムがコンパクトでまとまるので、旅先に持ち込むカメラとしてオススメです。高倍率の便利ズームがいずれもとてもの性能が高く近接性能も良いので、風景、家族写真、料理などのテーブルフォトにも対応可能。OMDS製カメラは業界随一のボディ内手ブレ補正を持ち合わせているので、悪条件での撮影も成功しやすいです。
スマホで写真を共有する程度であれば、センサーサイズにこだわる必要もありません。もちろん印刷しても問題はありません。

PENシリーズであれば、よりコンパクトで見た目もスタイリッシュなので持ち歩きやすいです。センサーサイズもマイクロフォーサーズ規格なので画質は充分。

2.仕事における補助的な撮影に実用性を求めるとき

例えば、仕事先や取材先で記録としてだけでなく、もしかしたらプレゼン資料や掲載サイト・雑誌などで使われる可能性もある写真を撮るときにもオススメ。不確定な撮影に大掛かりな撮影機材は億劫ですし、結局撮影NGだったときの徒労感は凄まじいです(持ってきていないよりはマシですが)。スマホでもいいけれど保険はうっておきたいと思っている方は、初期投資も抑えられるので、検討の余地ありです。

3.近接撮影を楽しみたい

オリンパス時代から近接撮影に定評があり(顕微鏡でもおなじみ)、デジタル時代においてもセンサー規格によって奇しくも近接に強いシステムになっています。標準ズームだけでなく、望遠ズームでもかなり近づけられてハーフマクロくらいの撮影ができてしまったりします。マクロレンズのラインナップも豊富。
手ブレ補正が極めて強力なのもマクロ撮影に貢献してくれます。いまでこそボディ内手ブレ補正はミラーレス機には当たり前の機能となっていますが、その先駆者はオリンパス。性能は今でも業界最高峰です。

OMDS製カメラを積極的にオススメできない人

プロカメラマンを目指している人

プロカメラマンを目指してカメラを買おうとしている人は、必ずフルサイズセンサー機を購入しましょう。プロの領域になってくるとカメラに求められるものが変わってきます。
それでも気になる方は、フルサイズシステムを組んだあと、もしくはカメラマンとして名を上げたあとに買いましょう。
コンパクトにシステムがまとまるOMDS機はサブ機としては非常に優秀です。

失敗しないカメラ用三脚の選び方

特にここ数年でカメラを始めた人の三脚を持っている率って、極めて低いと思うんです。

まず、手ブレ補正機能が当たり前になってきました。
最近のミラーレス機で搭載されていないものってほぼ無いと思います。

三脚が使える場所がかなり減りましたよね。カメラマンのマナー問題であったり、景観を崩す可能性があったり、他の人の邪魔になって危ないなど。

というようなことで、物理的に三脚を使うシーンが減ったというのも大きな原因かと思います。

だからといって三脚が必要なくなったわけではありません。
構図を決め込んでそこから動かしたくないときには三脚が必ず必要です。
手ブレ補正にも限界があります。工夫すれば機種によってはシャッタースピード1秒でもブラさない写真を取れたりしますが、それが息遣いでもブレ出すマクロ撮影になると人のちからでは不可能。三脚を使わざるをえないでしょう。

自分にとっての三脚の役割とは? そこから三脚購入までの最適化を行おう

特定のシーンにおいて確実な撮影を行なうためにも三脚の重要性が理解できたと思います。
ではどういった三脚を買ったらいいのかを考えてみましょう。

例えば、いつあるかわからない三脚必須なシーンに対応するために三脚がほしいとします。
そうなると、どういう要素が三脚に必要でしょうか?
軽さ
コンパクトさ

荷物にならず、いつでも準備できる機動性として、このあたりが候補として挙がってくると思います。
すると以下の問題点が出てきます。
・軽さ→不安定
・コンパクトさ→構図の制限

構図を決め込んで動かさないために使う三脚が軽いと、構図がずれたりブレたりします。せっかく三脚を持ち運んたのに元も子もないですよね。
コンパクトにまとまる小さい三脚だと自分の目線よりも低くになって、三脚を使った撮影時とのギャップに悩まされるかもしれません。せめて自分の目線まで伸びてくれる三脚が良いなと思うと、コンパクトさは多少犠牲になるし、その三脚が軽いものだったとしたらより不安定な状態になってしまいます。

それらの懸念材料を高いレベルでクリアしてくれるものを選ぼうとすると、超高額な三脚だったりして、たまにしか使わない三脚にレンズ1本買える値段出すのって…なに!? って我に返って、また同じループにハマっていく…。

そう、お気付きのとおり、三脚選びって“無い物ねだり”の応酬なんです。コチラを立てればアチラが立たないの繰り返し。
しかもそこに“雲台”の要素が加わってくるからさらにややこしくなってきます。たとえ軽い三脚を買ったとしても、雲台を取り付けることで結局それなりの重量になったり、雲台を小さくて軽いものにすれば、操作性や安定性が犠牲になってきます。

だからこそ、いたずらに三脚を買おうとするのではなく、自分が普段行なう撮影内容と照らし合わせて、自分にとっての三脚の有用性を探る必要があります。それを見出せるまでは正直、三脚は必要ないと思います。堂々巡りになるだけなので。

定番のハスキー製三脚がやっぱり良い!

写真学校などでも購入するカメラマン定番中の定番であるハスキー製三脚は、三脚の役割と便利さとそれに伴う価格帯のバランスを高いレベルで保っています。

軽量タイプの三脚ではおなじみのカーボン製ではないですが、安価で重量のあるアルミ製三脚よりは軽いジュラルミン製となり、持ち運びは比較的楽なうえに、三脚としての安定性も確保。定評のある3WAY雲台が一体型になっているタイプはつなぎ目がない分さらに良い安定感が期待できます。

コンパクトさを求めてショートタイプ3段を選んだとしても、最長約170cm程度を確保。おおよそ目線の高さで撮影することができます。

▲黒くて無骨なハスキー製三脚。ショート3段タイプ。中古だが極めて綺麗。ハスキーは使い込む人が多いため中古はあまり出回らず、出回っていても傷が多いものがほとんど。それでも実用に支障がないくらい堅強だ。使い込まれたハスキー三脚がまたカッコいいのだ
▲エレベーター付きで、高さの調整が楽。ただし、ストッパのねじ込みを緩めた途端に下がってくるので、手放しで扱うのは非常に危険
▲雲台上面。向かって左斜したにレンズが来るように取り付ける。そのため、ボディが小さいミラーレスカメラに大口径レンズを取り付けた場合、雲台に干渉して、ズームやピントリングを動かせなくなったりする。縦位置グリップや一段高くしたりすることで解消できる

とはいえ、なんやかんやで新品で買おうとするとハスキーも結構高いので、根気よく中古品を探すのがオススメ。中古品だと程度にもよりますが半分以下の値段で買えたりします(写真のショート3段はメルカリで3万円)。

構造がずっと変わらないので基本的に修理が効くのもハスキーの大きな利点。カメラはどんどん買い変わるかもしれませんが、ハスキー三脚は一生の相棒として寄り添ってくれるでしょう。

そんなハスキー三脚にもローアングルが撮れないという最大の弱点があります(一応対応キットもあるけど、非常に使いづらい)。

もし、ローアングル撮影が必要になったら、その時は自分にとっての三脚の役割が見いだせたタイミングなので、最良の三脚に出会えるチャンスなのかもしれません。